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金子理事長 ドイツ・ケムニッツ工科大学にて講演
 金子由美子理事長はこの度、ドイツ・ケムニッツ工科大学の高齢者大学が主催する会議「生涯学習―高齢者のための教育と世代を超えた共同作業」での講演と、在独日本国大使館が主催する講演会での講演の要請を受け、9月27日から10月6日までドイツを訪問。生形泰子理事他2名が随行した。
 ケムニッツでの講演要請は、同高齢者大学のローラント・シェーネ教授が在独日本国大使館に、日本で高齢者問題を扱っている組織の紹介を要請し、その紹介により招聘状が届いたもの。
 9月28日に理事長は「21世紀―かつてない時代を生きる  高齢社会における教育」のテーマのもとに講演を行った。
 また、在独日本国大使館主催の講演会は、今年で150周年を迎える日独交流を記念して1月からドイツ各地で行われているイベントの一つとして行われた。
 これは昨年11月の第10回記念生涯教育国際フォーラム(機関紙310号参照)の準備旅行の折(6月)に同大使館を訪問した際、ドイツでも生涯教育への関心が高いことから、「来年は日独交流150周年でもあり、センターもベルリンで講演会を開きませんか」とのお話があった。今年、期を同じくしてケムニッツ工科大学からの招聘とともに、この度の在独日本大使館主催の講演会が実現された。
10月5日、大使館内の多目的ホールにて理事長は「生涯教育―命の絆をつなぐ教育」のテーマのもとに講演を行った。


9月28日(水)午前10時、各国からの参加者約60名が会場となった同大学内の大きな階段教室に参集し、会議は始まった。
最初に同大学学長代理のクリストフ・ファスベンダー教授の挨拶があり、続いてザクセン州文化・スポーツ省課長トーマス・レッヒェンティン氏による挨拶があった。
その後、4人の講師の中で金子理事長がトップを切って登壇し、講演が行われた。
理事長は最初に、同大学の175周年を記念する会議に招聘を受けたことに「たいへん光栄です」と謝辞を述べ、講演に入った。

講演が終わると、進行役を務められたシェーネ教授は「素晴らしいお話をしていただきました。私も改めて価値観について考えてみたいと思います」と感想を述べ、会場に質問を求められた。
スイス・シニア大学連合会長のペーター・ルーダー教授が真っ先に手をあげられ「ほんとうに良いお話をいただいたと思います。とくに、日本では教育が全体的観点からとらえられていることを伺い、西洋との違いがよく分かりました。
そのことについてですが、そうした日本の教育観は過去のものなのか、あるいは現在でもそうなのか、お訊きしたい」と質問された。

すべての講演が終了し、その後にもたれたレセプションの席では、講演後の質疑応答で質問をされたスイスのルーダー教授が「今日の講演の中で、あなたがなさった講演がもっとも興味深かった」と、理事長に感想を伝えられ、当センターの理念や活動についての話に熱心に耳を傾けられていた。
詳しい講演内容や質疑応答の様子は当センター機関紙『野村生涯教育だより No.320号』に掲載されています。(頒価100円)
 
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